白紙









第九九八並列世界 淫魔の戯れ 第四部『激闘の末に・・・』


聖剣を振りかざし宙を舞う二匹の淫魔に向け突進する美沙、まず最初に狙ったのは生まれたての淫魔である愛莉。
「闇より生まれし穢れた淫魔、闇に滅せよ!」
美沙の振るう聖剣が青白い光を発し愛莉に襲い掛かる。美沙の脳裏には手強い茜よりも、生まれたての淫魔である愛莉
を始末する方が容易いという考えがあった。二対一の現状は明らかに美沙側に不利、一刻も早く一対一の形に持って行
きたかった。
「うふふ、あまいよ・・・そんな太刀筋じゃ軽くかわせちゃう。」
余裕の笑みを浮かべながら、愛莉は美沙の聖剣をヒラリと避ける。
「なっ・・・どうして!?」
今の打ち込みには慢心も奢りも無かった、渾身の力を込めて一撃必殺のつもりで打ち込んだ。それなのに生まれたての淫
魔、それも武道の経験者でもなさそうな愛莉に軽々と避けられた美沙は隠しようのないショックを受ける。
「どうしてですって?・・・ふふふ、愛莉をそこら辺の未熟な妖魔と一緒にしないことね、その子は他でもない私が生み出した
のよ・・・貴方に勝てるかしら?」
既に勝ち誇った笑みを浮かべている茜、その表情に美沙の怒りは頂点に達する。
「勝てます、聖母様の御加護を受けた私が汚らわしい淫魔風情に負けるはずありませんわ。」
キッと唇を噛み締め力を溜める美沙、その力は身体的な力だけではない。
「そこまで言い切るからには・・・そうね、私は手を出さずにいてあげる。愛莉、少し遊んであげなさい。」
「はい、茜様。」
聖剣に力を込める美沙を半ば無視して茜と愛莉の会話は弾む。
「うふふ、シスター・・・たっぷり遊んで、その後でたっぷり可愛がってあげるよ。」
妖しく微笑む愛莉の尻尾がクネクネと蠢く、その尻尾で美沙を犯すことを想像しているのは明らかだ。
「甘く見ないで頂きたいですわ・・・まぁ、五分後には貴方の御魂は安らぎを得ているでしょう、永遠の闇の中でね!」
最後の言葉を口にした瞬間、美沙の姿がパッと消える。
「てぇぇぇぇい!」
愛莉が瞬きした一瞬で美沙の姿が宙を舞う愛莉の目の前に移る。
「あら?結構早い。」
愛莉は上体を反らせて紙一重で美沙の聖剣を避ける。
「でも・・・まだまだ踏み込みが甘いね♪」
上体を反らせただけで避けたのは、それだけしか行動の余裕が無かったわけではない、それ以上の必要が無かったからだ。
「なに!?またなの!?」
またしても渾身の太刀筋を避けられた美沙、愛莉から少し離れた床へ着地しながら悔しそうに呻く。
「何度やっても同じだと思うけどなぁ・・・シスターじゃ私を斬る事なんて出来ないと思うよ?」
「戯言を・・・一度避けたくらいで調子に乗らないことね。」
一旦着地して態勢を整えた美沙が再び愛莉に襲い掛かる、切れ目の無い剣撃が愛莉を襲い続ける。だがその剣先は愛莉
に全く届かない、美沙はありとあらゆる方向から持てうる限りの剣技を駆使して聖剣を振り続けるが、そのどれもが愛莉に触
れることは出来無い。
「っつ・・・はぁ・・・はぁ・・・どうして・・・はぁっ。」
人間業ではない超高速の剣技を三分以上続けた美沙、常人や並みの妖魔が相手ならば、その足元には屍の十や二十は
転がっていたかもしれない。しかし愛莉には髪の毛ほどのキズすら付けられていない、それどころか空振りを繰り返した美沙
には攻撃された以上のダメージが蓄積していた、疲労というかたちで。
美沙は完全に息を切らせ肩を大きく上下させ、少しでも多く酸素を取り込もうと荒い息遣いを見せていた。
「どうしてもこうしても・・・これが実力の差ってやつ?そして人間と淫魔の差かな?」
相変わらず余裕の愛莉、するとそれまで宙を舞っていたのを止めて美沙と同じ保健室の床に降り立った。
「くっ・・・何を考えているの?」
宙を舞う愛莉と床に立つ美沙とでは絶対的に愛莉の方が有利、それなのにその有利を捨てて愛莉が床に降り立った。何か
の罠ないのか?それとも馬鹿にされているのか?・・・美沙の中で疑問が浮ぶ。
「うん?あぁこれね、ハンデってやつだよ・・・こうでもしないと、シスターが可哀想だもん。」
美沙の中で疑問が一瞬にして怒りに変る。聖剣を握り締める手にも一層力が入り、表情も夜叉のように険しくなる。
「わっ・・・こわ〜い、でもそんな顔がもうすぐ快楽に歪むんだね。」
おどけた様子で怖がって見せる愛莉、怖がっているふりはしているが全然恐れていないのは一目瞭然。
「さぁ美沙、凄んでないでさっさとしなさい・・・貴方が言った“五分後”まで、もう残り1分程よ?」
二人のやり取りを眺めていた茜が声を掛けてくる、その言葉の通り時間だけが無為に過ぎていく。
「そんじゃ、その時間が過ぎたら私のターンですね・・・うふふ、どんなコトしちゃおうっかな?」
まるでゲーム感覚の愛莉、そこには滅される者の考えや立場など全く無い。
「ゲームではありません、これは殺るか殺られるかの真剣勝負、貴方のターンは永遠に来ないわ・・・貴方に訪れるのは、闇
の者に相応しい終焉よ!」
「やるか、やられるか・・・ねぇ。」
調子に乗った愛莉は余裕を見せ過ぎた。愛莉が宙に浮いた三次元の戦いならば不利だったが、愛莉が床面に降りた事で
美沙にも十分な勝機が生まれた。素手の愛莉と、聖剣を持った美沙のリーチの差もある。乱れていた呼吸も落ち着いた、
このまま茜を討ち取るのは難しいが、愛莉一人だけならば十分血祭りに上げられる。美沙の中でその思いは確信に変って
いた。
「えぇぇぇぇぇいっ!」
腰を落とし聖剣を腰だめに構えた美沙、そのままの低い姿勢で猛ダッシュをかけ一気に愛莉との間合いを詰める。
「聖剣妖滅撃ぃ!」
この一撃に全てを賭け、残像も残さない速度で聖剣を真横に振り抜く。その剣筋は確実に愛莉の腰を切り裂き、上半身と下
半身を分断するコースだった。
「うっ・・・これは早い!?」
絶命確実なその剣筋、そしてこれまでの剣撃とは比べ物にならない速さに愛莉は焦った。
「でも・・・私には通用しないね♪」
愛莉はスーッと音も無く後ろへ飛び立ち、ギリギリ聖剣の剣筋をかわした。
「そう・・・かしらね?」
美沙の右頬が妖しく緩む、そこには避けられた悔しさは微塵も無い。
「え?」
愛莉がそんな美沙の言葉にいぶかしみ、空を切った聖剣の剣筋を目で追う。
愛莉の避けた聖剣はそのまま右から左へと虚空を切り裂いた・・・しかし、その速度は衰えずむしろ加速しながら斜め下へと
動き、床面スレスレのところから今度は切っ先を直上へと向けた。
「驕りは命取りですわ・・・これでさよならです。」
この一撃目を囮にした二重必殺剣技は美沙の上得意手段だった、この剣技で屠った妖魔の数は数え切れない。真横から
来る一撃目をかわしきれずに真一文字に斬り捨てられる者、一撃目をかわしたものの、その後立て続けに襲ってくる更に
速度を増した二撃目をかわせた者はいなかった。美沙が真下から突き上げてくるその二撃目を振り終わった後、そこにある
のは右半身と左半身を真っ二つに分断された妖魔や邪教徒の躯だった。
「うわっ・・・しまった!」
愛莉の真下へ移動した聖剣が、その切っ先を直上へ向ける。そして一気に愛莉を一刀両断するコースへ乗った、流石の愛
莉でもこの衝突コースをかわす手立ては無い。
「消えなさい・・・汚らわしい淫魔!」
驚愕の表情を浮かべる愛莉、そして勝ち誇った表情の美沙。
「・・・・・・なんてね♪」
驚愕していた愛莉の表情が緩む。次の瞬間、美沙の身体を予想だにしていなかった衝撃が襲う。
「え!?・・・きゃあっ。」
必殺の剣撃に全てを賭けていた美沙、その無防備な身体は予想外の衝撃を吸収しきれない。
「あっぶなかったぁ・・・結構凶暴なシスターね、危うく消されるところだったよ。」
2m程後ろに吹き飛ばされた美沙を眺めながらこぼす愛莉。
「罠・・・張っといて良かった。」
愛莉は床に降り立った時、自分の尻尾を使って罠を張っていた。美沙に気付かれないように尻尾を伸ばし、平たく伸ばして
床に這わせていた、まるで自分の影の様に。
「ぐっ・・・なんですって!?」
そうとも知らずに美沙は愛莉へ向けて突進し、愛莉の背後から差し込む月明かりで出来た愛莉の影だと思い全く警戒する
事無く、愛莉の影をまともに踏んでその上で剣撃を繰り出したのだった。
「シスターったら編上げのブーツで思いっきり踏むんだもん・・・ホントに痛かったんだぞ!」
愛莉の薄く伸ばされた尻尾の上で高速機動を行っていた美沙、不安定な体勢になっていたところで突然地面が動けば、ど
んな熟練者でも転びそうになる、しかも愛莉はここぞとばかりに一気に尻尾を引き抜いた。
かわされた事の無い必殺の剣撃、そして『愛莉を仕留められる』という慢心があったせいもあって、美沙は見事に体勢を崩し
そのまま真後ろへひっくり返ったのだった。
「あらあら、愛莉はもうそんな使い方が出来るようになったのね・・・やっぱり私の生み出した淫魔だわ。」
宙に浮いたまま事の成り行きの全てを眺めていた茜は、愛莉の罠が完全に成功した事を素直に喜んでいた。
「えへへ・・・それじゃ私のターンだね。」
不意打ちでひっくり返ってしまった美沙は受身を取ることも出来ず、無防備に背中から後頭部にかけて床に叩きつけられ、
そのダメージは見た目以上に酷かった。
「ぐっ・・・はぐっ・・・卑怯なっ。」
搾り出すような声で呻く美沙、背中を打ちつけた影響でまだ満足に呼吸ができない。
「卑怯とか言うかなぁ・・・こっちは素手で、シスターは剣持ってたんだよ?それにもう五分経っちゃってたからね、シスターの
ターンはお終い、これからはあたしのターンだよ。」
愛莉の言う通り、美沙が愛莉を倒すと宣言してから五分以上経過していた。愛莉は美沙の剣撃を避けながらも、保健室の壁
に掛かっている時計を見ていた、美沙にはそんな余裕は無かったが愛莉にはそれだけの余裕が十分あった。
「くっ・・・このまま引き下がれません!せめて一太刀!」
まだ握り締めていた聖剣を構えなおし、美沙は無防備な状態で宙に浮く茜に狙いを定め跳びかかる。自分の受けたダメージ
を考えれば恐らく最後の一撃になるだろう、そしてその一撃で愛莉にも茜にも致命傷を与えられそうにない。それでも美沙は
愛莉よりも茜を狙った、まだ実力不明な小物の愛莉よりも、東方聖母教会勅命のターゲットである茜にダメージを負わせる事
を選んでいた。
「この命と引き換えにしても!」
ガクガクと震える両足にありったけの力を注ぎ込み、ただ聖剣を突き出し茜目掛けて跳びかかる。剣技もなにもなく、文字通
り刺し違える覚悟だった。茜の胸を目掛け、聖剣を突き立てる事のみを狙う。
「あのねぇ・・・冷静な状況で勝てない美沙が頭に血を上らせて勝てるわけ無いじゃない。」
最後の力を振り絞った突進だったが、美沙はアッサリと茜に捉えられてしまう。元々の実力差もあったが、それにも増してノー
ダメージの茜と、立つのもやっとの美沙では反応速度に違いがありすぎた。
美沙の突撃をヒラリと避けた茜は、そのまま突き出されていた美沙の両手を脇に挟んだ。
「うふふ・・・チェックメイト♪」
茜は聖剣を突き出していた美沙の手を掴みグッと力を入れた、その反動で美沙は聖剣を手放してしまい、主を失った聖剣は
そのまま床に転がり落ち、乾いた音を立てた。
「もう、あたしのターンだって言ったのに・・・茜様を狙うなんてルール違反だぞ。」
愛莉も再び宙を舞い茜の元へやってきていた、そして美沙の背後から抱かかえるようにしっかりと拘束して耳元で囁いた。
「・・・殺しなさい。」
空中で取り押さえられた美沙、武器も無くし二人の淫魔に捉えられた状況、茜に限らず淫魔は総じて性的快感にかなり貪欲
になっている、このままだと慰み者にされるのは明々白々。美沙の脳裏には二人の淫魔によって陵辱の限りを尽くされ、ボロ
ボロにされながらも邪淫に堕とされる自分の姿が浮んでいた。そうなる前に御魂まで穢される前に、清い御魂のまま天に召
される事を心から願った、自殺を戒められている美沙にとってそれは最後の願いであり希望だった。
「ん?殺す?だれを?なんで?」
「御魂まで穢される前に・・・その前に殺して!」
不思議そうな表情の愛莉、対照的に今にも泣き出しそうな美沙。
「うふふ、それはね愛莉・・・美沙はこれからどういう目に遭うか判っているからよ。」
美沙の瞳を覗き込む茜の瞳が妖しく光る、その瞳を見てしまった美沙は指一本動かせなくなってしまった。
「舌でも噛まれちゃ困るからね、身体の自由は貰ったわよ・・・大丈夫、指一本動かせなくても私達が気持ち良くシテあげるか
ら、美沙は素直に受け入れれば良いのよ。」
舌なめずりをする茜、背後の愛莉も同じ様に唇を嘗め回していた。
「ひっ・・・いや・・・やめてっ!」
ポロポロと大粒の涙を零しながら、哀願する美沙。今までの気丈さは微塵も無く一人のか弱い女性に戻っていた。
「ここまできて止めるわけないじゃない・・・シスターだって言ってたじゃない『ヤるかヤられるか』なんでしょ?」
そう言うと愛莉は美沙の耳を一舐めする、その奇妙な感覚に思わず美沙は凍り付いてしまった。
「愛莉、焦らないの・・・ちゃんとベッドでシテあげなきゃね。」
茜に促され、愛莉は逸る気持ちを抑えつつ美沙を保健室には必ずあるベッドに連れて行った。
「ひぃ・・・お願い・・・許して。」
言葉と瞬き以外自分の身体が全く自由にならない恐怖、そしてこれから我が身に降りかかる淫辱の恐怖が美沙の精神を
徐々に蝕む。
「だぁめ・・・でも、可愛い美沙のお願いだもんね。あんまり無碍には出来ないわよねぇ。」
美沙の知識の中では、淫魔に陵辱されたものの末路は三つ。愛莉の様に淫魔に変えられてしまうか、陵辱の限りを尽くされ
御魂を淫魔に操られてしまうか、それとも身体から御魂を抜かれ未来永劫、淫魔の玩具にされるかのどれかだ。
「え?」
このまま解放されるという希望は美沙にも無かった、せめて苦痛なく辱められることなく天に召されるのではないかという希
望だけが頭を過り少しだけ表情が明るくなる。
「ふふふ、ちょっとしたゲームよ・・・夜が明けるまでに美沙が快楽に耐え切れたら解放してあげる、耐え切れなかったら・・・」
結局陵辱される事に変りはなかったのだが、美沙は一縷の望みを託した。それにはある理由もあったのだが・・・
「判りました・・・夜明けまで耐え切ってみせます、邪淫では私の心まで穢せない事を証明しますわ。」
「わぁ、面白そうですね茜様。でも・・・どうやって堕ちたのを確認するんです?」
愛莉のいう事ももっともだった、というよりこの二人は真剣にルールを守るつもりの様子だった。
「そんなの簡単よ、美沙自身が『もっとして欲しい』って言った時点で負け。自分から魔淫を望んだら堕ちたってことだもの、
それで良いわね、美沙。」
律儀に確認する茜、快楽の為なら労を惜しまない淫魔としてはただ陵辱するよりも、こちらの方が楽しいらしい。
「ええ、それで結構よ・・・約束は守っていただけるんでしょうね。」
美沙は妖魔を信頼する気など毛頭無かった、ただこの場から逃げ出すだけの体力を回復させる時間を稼ぎたかっただけだ
った。狡猾な淫魔がルールを守り、純真なシスターが欺く奇妙な構図。
「ええ、約束ならちゃんと守るわよ・・・うふふ、それじゃ始めましょうか?」
茜は身動きの取れない美沙に跨ると、ゆっくりと美沙に唇を重ねる。しかし美沙は固く口を噤み茜を拒絶する。
「あぁ〜っ・・・茜様にキスして頂いてるのに、そんな態度とるなんて。」
茜を睨みつけながら拒絶する美沙の態度に、腹を立てる愛莉。
「良いのよ愛莉・・・まだまだ夜は長いんだもの、そんなに早く堕ちられたら面白くないわ。」
この状況も十分楽しんでいる茜、茜にそう言われては愛莉としてもこれ以上どうする事もできない、それどころか愛莉もこの
ゲームの主旨が判ったらしくニヤリと笑うと、美沙の足元に座り込んだ。
「そうですよね、茜様・・・ふふふ、それじゃあたしはシスターのココを・・・」
愛莉は嬉しそうに美沙のスカートを捲り、その中に頭を突っ込む。茜も愛莉も美沙の修道服を脱がそうとはしなかった、この
姿のまま美沙を堕淫させる事が面白くてたまらない、淫魔にとって聖職者を犯すということは普通の人間を百人犯すよりも旨
みと楽しみがある。
「にゃはっ・・・シスターって純白のインナーなんだ、やっぱり聖職者はこうでなくっちゃね。」
スカートに頭を突っ込んだ愛莉が嬉しそうな声を挙げる、愛莉の言う通り美沙のインナーは何の装飾も無い地味な白のイン
ナーだった。
「クンクン・・・う〜〜〜ん、聖職者でもシスターのオマソコからはしっかり牝の匂いがしてるよ。」
愛莉は美沙のインナーに鼻を押し付け匂いをかぐ、それは羞恥心を煽って美沙の精神に揺さぶりをかける為でもある。
「ふんっ、そんなところの匂いをかいで興奮するなんて・・・所詮、淫魔も犬程度ね。」
愛莉は鼻先をインナー越しに秘部に擦り付け愛撫をするが、美沙には全く通用しない。それどころか憎まれ口まで叩く始末。
「茜様ぁ・・・こんな事言ってますよ、舐めちゃって良いですか?」
ちょっとカチンときた愛莉は実力行使に移ろうとする、淫魔の体液は全てが催淫液になっている。秘部を嘗め回して唾液を胎
内に送り込み、その効果で一気に美沙を狂わせるつもりでいた。
「ええ、良いわよ・・・愛莉、美沙のオマソコをじっくり可愛がってあげなさい。」
茜の許しを得た愛莉は、純白のインナーを一気に引き下ろすと露になった秘部に軽く舌先を添える。
「うきゅ〜〜ん・・・聖職者のオマソコォ、凄くビンビンしちゃう。」
軽く触れただけの舌先から痺れるような快感が愛莉に襲い掛かる、その反動で無意識のうちに愛莉の尻尾がビクビク震える。
「いよいよ犬と同じね・・・哀れな淫魔。」
蔑むような視線を茜に送る美沙。
「うふふ、そんな強がりが何時まで続くか楽しみだわ・・・美沙にも教えてあげる、所詮人間も動物。快楽には購えないってこと
を。」
そして茜が動き出す。










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                                            第九九八並列世界 淫魔の戯れ 第五部





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